熊本で大きな地震があった日に日向夏が届いた。
その数日前に宮崎県の生産者へ注文していたもので、一日二日ずれていたら届かないか
配送されたとしてもかなり日数がかかっていたかもしれない。
今回の日向夏のママレード作りは気合が入っている。
直接の支援やボランティアは難しくても
小さなことでも、此処にいて何かしらできることはある。
ネットの友達がチャリティー蚤の市で支援を呼び掛けているし
地震で家に帰れなくなったペットを保護したり、情報を発信ししている。
ほんの少しでも手を動かして、それが支援の輪につながっていけばうれしい。
毎年恒例で九州から直送の日向夏で作るママレード。
がんばって作って、美味しく食べて、いつも九州・熊本を思っている。
今回の日向夏は可愛い♪ ヤクルトの容器と比べると・・・やはり可愛い
小さいので一度に使う個数も多く、最初は16個、2回目は18個、すごいね(^^)/
時間のかかる作業はテーブルに新聞紙を広げ、椅子に座って黙々と~~
皮を薄く剥き、小鍋には果肉の袋と種、最終的に煮詰めに使う大きな鍋に果肉を入れる
全部剥きおわったら果肉に白砂糖をふり掛けそのまま置いておく
今度は立ち仕事。台所に移動し、皮を細かく刻んでいく
せっせ・せっせと単純作業♪
刻み終わったら、たっぷりの水を注ぎ火にかける
中火のままで、煮立ったら弱火に調節、20分くらいで茹で汁を捨てる。
これを二回繰り返すが、最初は濃い色にくすんだオレンジ色で
2回目はちょっと濃い目のレモン色に変わる。
茹でこぼしたあとは水にさらして、皮を食べてみて苦みが少なかったらOK♪
水にさらす時間は10~20分程度
此処までが第一部の作業。けっこう疲れてくるのでひと休み^^
煮詰め用の鍋の果肉の上に、水にさらしていた皮をギュッと絞って敷き詰め
白砂糖をかけてそのまま煮詰めの時間まで置いておく。
砂糖の分量はいつも適当だが、甘くなり過ぎないように少なめにしている。
午前中に始めた作業。昼食と休憩をはさんで煮詰めに入るのは午後の3時ごろから
白砂糖が溶けて良い感じのサラサラ・ジューシー♪
大きな鍋で煮詰めている隣りでは
小鍋に入った種と果肉の袋からペクチンを取り出す作業を並行して行う。
果肉の袋はザクザク切ってやや多めの水を入れ、
皮を茹でこぼしたのと同じように20分ほど煮ることを2回繰り返す。
2回目の茹で汁を捨てたら次はひたひたよりも少し多いくらいに水を入れ、煮詰める
段々と果袋が溶けて形が無くなり、緩いお粥さんのようになる
その頃になると種が割れ始めるので、白い中身が見えるようなったら取り出す。
種が少ないので果袋と一緒にしているが、多い時は種だけを使ってペクチンを抽出
種を煮すぎると中の白い部分が出てきて濁りの原因になる。
更に煮詰めると、ゴムベラを引いた時になべ底がしっかり見えるようになり、
そこいら辺で火を止め、ザルで漉してペクチンを取り出す。
最初は緩い状態で落ちてくるが、最後の方はステンレスのザルにしっかりくっついて
煮詰めている大鍋の上から直接ゴムベラでこそげ落とす^^
(ペクチンの抽出については、白い綿の部分だけ使うことも、
レモン汁を入れることもあり♪ 今回は少ない種と薄い果肉の袋を使用)
煮詰め続けてた皮と果肉はジュースのようにサラサラの状態だったのが
ペクチンを投入すると同時に一つにまとまってくると言うか
ゴムベラに伝わって来る抵抗が変化する。
サラサラからモッタリ感が生まれて、皮と果汁が一つになって
ようやくママレードの出来上がり♪
今回は2回作って、その中から写真を選んだので、鍋やゴムベラなど
なんか変じゃね?という事もありますが、ご容赦を~~~^^
気合が入っているので、食べるのも朝の食卓には大びんから出していて
ジャム好きの友人に差し上げるのもあり、二階の冷蔵庫にも入れ、
とりあえず、こんな感じの瓶が並んでる♪