神奈川県、小田原漁港からの眺め。
知らずにいたが2号防波堤灯台は小田原提灯がモチーフだとか、なるほどねぇ♪
小旅行の二日目は小田原漁港でアジの開きの定食を食べたくて早朝出発
大宮発6:26の高崎線に乗車することにした。
群馬県から出発した電車の行く咲きは静岡県の熱海駅。
小田原行きというのもあるのだが、それだと隣の早川へは行けない
まず早川で鯵の開きを食したい~~ってね、そうは問屋がおろさない(^^;
ネットで色々検索してみてもアジフライはよく出てくるが、
アジの開きの定食はあまり無くて、しかも早めに着いたので食堂には支度中の立札が~
それでも頑張って捜し歩いて、一軒だけ見つけたのが小さな市場の中の食堂だった。
しかしそこでもアジの開き定食は無くて、ちょっと高めの海鮮丼や刺身定食には
鯵のフライか開きがサービスで付くのだという。
外は霧雨、捜し歩いて疲れ気味だし、此処で妥協することにした。
そしてサービスで出てきたのがこの可愛い開き♪
どれだけ小さいかと言うと頭からシッポまでで手のひらサイズ
割りばしの先と比べてみると分かるかも~(^^ゞ
小さいけれど、身は厚く脂ものっていて美味
出来ればこの小さな開きにご飯一膳、味噌汁一杯とお新香があればそれで十分
そういう定食が無いというのは、たぶん当たり前すぎてお客さんも注文しないのかな
この鯵があればもうお土産の心配はない、だがしかし・・・
よくよく聞いたら地物の、つまりこの港に上がった鯵では無いのだそうな。
それでは、何処産?
これは・・、真鶴の鯵だよ(^^ゞ
あれま・・・・・・真鶴でしたか♪
なんとまぁ、懐かしい地名が出たものだ。
学生時代、友人と学校をサボって遊びに行ったのが真鶴岬。
今回の旅はまさにその時の友で、一緒に真鶴の鯵を食べることになるなんて♪
嬉しい偶然でもあるし出来ればこの鯵が欲しいのだが・・・
食堂を出て小さな市場を一回り、結局真鶴も地物の鯵も入荷していなくて
今の時期、一番美味しいのは九州産なのだとか、
旅の人間に、これは地物の鯵だよと言うのは簡単かもしれないが
きちんと、今美味しいのは九州の鯵だよと説明してくれたのが嬉しく
クール宅急便で市場お勧めの小さめの鯵10枚とほか色々を送って貰うことにした^^
この漁港を一回り、てくてく歩いて小さな市場に行きついた♪
市場を出て小田原に向かって歩き出す。
霧雨はまだ続いて、しかし、傘はささずにテクテク歩く。
もしも晴れていたら、
去年の大磯海岸のように気持ち良い春の海を楽しめるのだけど・・・
ま、いっかぁ。。。橋を渡るときに見えた、あなたは・・・バン・・・?
街の中を斜めに小田原方向へ進んでいくと綺麗な桜並木の通りに出る
思いがけない桜との出会い
幹に付いた苔とシダのような植物が目立っていて、これはなぁに?
検索して見るとヒメノキシノブと言うものらしい。
幹にびっしり、大丈夫なのかな・・・?
桜並木の途中にあった「小田原文学館」
建物の中には入らずに庭へ移動、少しの休憩。
霧雨から小雨に変わって来たのでカバンの奥からもぞもぞと傘を出す♪
迷いつつも持ってきて良かった^^
早川から小田原まで、意外と近くて歩き疲れる感じは無かった。
何しろ古くからの町並みが多く、通りの名前も趣がある
そして、なぬぬぬ~~と興味をそそられたのがこの二つの塀
土を盛り上げて植物が色々と植えられている♪
見事なレンガ塀。古いレンガを使っているようで見ごたえがある
家主の趣味で、自分で作ったのか本職に作って貰ったのか興味大(^^)/
そんなこんなで歩いていたら東海道に出る♪
お城のような「ういろう」のお店でお茶を一服。
季節の桜餅と抹茶のセットは、ホッと和む良いお味でございました^^
さて、休憩したあとは一気に小田原城へ
それまで平地だったので、まぁまぁ歩けたが、ここから石段が~~
若い時分に何度か来ている小田原だけど、お城の記憶は無くて
ただ藤棚は昔と同じく立派で、花の時期にまた来てみたいと思った♪
目の前がパッと開けて小田原城と桜が目に飛び込んできた。
昭和30年代に再建された城という事だけれど、さすがに大きい^^
側にあった立派な木が目に留まって、立札を見ると「小田原城跡のイヌマキ」とある
昭和46年に小田原市天然記念物に指定されたとか
お城の様々な歴史を見続けてきたイヌマキなのだろう。
イヌマキと一緒に自撮りしている女性たちとすれ違う(^^ゞ
小田原城も、後もうちょっと♪ お堀を少し歩いて小田原駅に向かう。
来る途中に見た文学館のある通りの桜並木は上にスッと伸びるように育っていて
お堀の桜は枝が自由に伸びている感じ。
雨も上がって静かな桜の景色が戻ってきた♪
おっや~~ ♪ 向こうに見えるあれは、きっと・・・
鉄腕ダッシュの無人島開拓で見ていた石橋〈眼鏡橋)と同じ作りの様で
昔々の技術は気を付けて見ていると案外近い所でも見られるものだと感心した。
そんなこんなで小田原城へも別れを告げる♪
昨年の大磯でよく目に着いたのは庭先に植えられた夏ミカンで
丁度良い季節だったのかどこの木にもたわわに実がついていて羨ましく思ったものだ。
今回の小田原では夏ミカンよりも、うんと小さな金柑に目が行った♪
小さくてちょっと硬めなのが好みで酸味と甘みが同居していれば文句なし^^
手を伸ばせば届きそうだけどぐっと我慢の子で・・・
だけどね、歩いていたら地物の野菜や柑橘類を売っているお店があって、金柑も♪
きゃほほ―めっけ!! という事で自分用のお土産に二袋購入
一袋200円に結構な数が入ってた♪
もう一つ、小田原の駅近くで友人が見つけたものは・・・
「便利で簡単!ドイツ生まれの糸通し機」互いにいい年齢で針に糸を通すすのが・・・
お店には行ってみて驚いたのが壁一面のボタン、
というかボタンの壁が目の前に広がる感じで、
友人が糸通し機の説明をして貰っている間中ボタンを眺めてた♪
中には素適な貝ボタンも沢山あって、なぜその中の一個だけでも買わなかったのか
家に帰ってからもチラチラと頭に浮かぶ♪
いつも旅先で記念の小物を一個だけ買って机の上の壁に飾るのが好きなのに
今回は何もなくて、あの貝ボタンがあったら・・・と
そうか、来年もまた行けばいいのね・・・というおバカなこともつい考えてしまう
いつかまた訪れてみたいお店を発見できただけでもラッキー♪
しばらくはこの糸通し機を目の前に置いて、旅の思い出としよう♪
帰ってから一週間。金柑の葉っぱもかわいそうな状態になって
ブログupしたらこの最後の一個を食べて、前に進もう♪